上場企業にお勤めの方だと勤務先に社員持株会制度があるのではないでしょうか?
社員持株会制度とは、給料から一定額を引き落として勤務先の株式を購入する仕組みで、社員が資産形成するため福利厚生の位置づけです。
私の周りでも社員持株会に加入して勤務先の株式を増やしている人はたくさんいました。
以前勤めていた古くからある会社はさほど成長している訳ではなく株価はとても魅力的ではありません。
なぜ社員持株会で勤務先の株式を購入するのか不思議で仕方がありませんでした。
ということで今回は、社員持株会制度は資産形成手段としてはぶっちゃけデメリットしかありませんよ!というお話です。
社員持株会は資産ポートフォリオを考えると非常にハイリスク
社員持株会制度はデメリットだらけですよ!とのお話をしますが、なぜなら自分の資産割合を会社に依存しすぎるからおすすめできないのです。
もし会社の業績が悪くなってくるともう最悪の事態です。
会社の業績悪化→給料の引き下げ→株価の低迷
給料が下がるわ、持っていた株式の資産価値が下がるわでダブルパンチです。
最悪会社が倒産でもすれば、給料はなくなり株券は紙くず同然。そんな状況を考えるだけで恐ろしい!
なぜ社員持株会制度に手を出してしまうのか
なぜ社員持株会に加入しているのか?
- 会社への忠誠心で加入している人
- 入社してからなんとなく加入している人
- 会社から半ば強制的に加入させられている人
会社への忠誠心を示すため暗黙の社内ルールでやむなく社員持株会に加入している人もいるかもしれません。
他に入社してからなんとなく社員持株会に加入している人のなかでも、入社数年の若手社員であればなおさらただでさえ少ない資産を会社だけに突っ込むことはやめるべきです。
正しい資産形成方法は分散させること
資産を増やすコツは、同じジャンルの資産に集中させずに分散させること。
よくある例えで、卵を同じカゴに盛ってはならない話があります。
複数の卵は1つのカゴへ入れていると、もしカゴが棚から落ちた時に全部割れてしまいます。
違うカゴに入れておくと一部の卵が残るので安全であると言う例え話です。
どうすれば資産を分散投資できるのか
社員持株購入制度は給料から自動的に引き落としされるのでなんの手間もなく株式を購入できているでしょう。
分散投資をするのは、はっきり言って面倒です。
投資先を選ぶ時間がかかるし、時間をかけて選んだ投資先の価値が下がると嫌気がさすこと間違いありません。
それならばネット証券口座を開設してインデックス投資信託を始めてみるといいかもしれません。
インデックス投資信託なら複数の株式を自動的に分散投資してくれるので、自分で悩むことはいっさいありません。
でも投資信託を買えば必ず儲かると思ったら間違いです。そんな甘い話は世の中にはありません。
投資は短期的に見れば、一時的に価格が下がることが当然あります。
投資ではまだ上がるかもやもう下がらないだろうとの人間の感情が判断を鈍らせます。
投資というものは長期間ほったらかしにしておけば高い確率でプラスになるものです。
リスク管理に問題がある社員持株会はやめてインデックス投資信託で資産形成に取り組みましょう。
証券口座をお持ちでなければ、ネット証券の楽天証券かSBI証券を開設することがおすすめです。